こんにちは、わーとんです。
「なぁ~んかやる気でない」
口にしたこと無い人はいないんじゃ無いでしょうか。
僕もよく言ってしまいます。
「これ来週納期か~、めんどくさいな~…」
「今日は寒いから、明日やった方が効率が良いのでは…?」
「そういえば今週は体調が良くない気がするな~」
こんな事しょっちゅう言ってます。
やる気の出ない時ほど、
言い訳が上手くなっちゃいますよね。
何事も「スタートを切る」というのが一番しんどいです。
そんな時に「楽なスタートの切り方」を1つ知っていると、
自分に負担をかけず、時間もムダにすることなく
スタートを切ることが出来ます。
やらなきゃいけないとわかっていても、
何故か始められない。
最初の一歩目がどうしても出ない。
今回はそんな時に使える、
心理学を使った
「楽なスタートの切り方」
の解説をしたいと思います。
【声に出して宣言する】 |
もう結論を書いちゃっていますが
それは
「これからやる事を声に出して宣言する」
です。
よく見かける方法かもしれませんが、
これは、
「人は自分の行動と認識のつじつまを合わせようとする」
という心理現象を利用して行動に移すというやり方です。
簡単な例として、
「勉強すると言ったのに、やってない」
という、つじつまの合わないことを
「勉強を始めることで、つじつまを合わせよう」
と心理現象が働き、勉強が始められるということです。
【認知的不協和】 |
この、つじつまを合わせようとする心理現象を
【認知的不協和】
といいます。
この心理現象が
実際、どのように働いているか
解説します。
たとえば、
僕はお菓子が大好きで、
チョコレートやポテチをよく食べます。
食べ過ぎると体に良くない事はわかってるんですが、
仕事で疲れた日や、ストレスが溜まっているときなどは、
ついつい食べ過ぎてしまいます。
そんなときに僕の中で起こっている矛盾が
行動→僕はお菓子をバクバク食べる
認識→食べ過ぎは体に良くない
となります。
この矛盾を解消するためには、
お菓子を食べるのを辞めることで解決しますね。
行動→僕はお菓子を食べるのをやめる
認識→食べ過ぎは体に良くない
こうすれば、行動と認識の
つじつまが合いますよね。
しかし
行動を変えるというのは、
程度の差はあれど、苦痛を伴うものです。
もしそれが習慣化されてしまっていたり、
依存しているものだとしたら、
苦痛はより大きなものになるでしょう。
すると今度は認識の方を変える必要が出てきます。
行動→僕はお菓子をバクバク食べる
認識→食べ過ぎは体に良くない
認識→食べずにストレスを溜める方が健康に良くない
認識→食べた分運動すれば良い
このように、
「お菓子の食べ過ぎは体に良くない」という認識を、
「食べない事でストレスが溜まるのも健康に良くない」
という認識を加えることで、弱めることが出来ます。
さらに食べた後で運動すれば、
取り過ぎたカロリーを消費できるという、
後の解決策を加えることで、
食べ過ぎへの罪悪感はかなり薄れるでしょう。
このように元々ある認識に、別の認識を加え、
自分自身を納得させることで、
行動と認識のつじつまを合わせることが出来ます。
この心理現象の上手な使い方 |
この心理現象を利用するときに
注意すべき事があります。
それは、
この心理現象を使っても、
「絶対に行動できるわけではない」
という事です。
声に出したことを全て行動に移せていれば
世の中に「やる気」なんて言葉ありませんよね。
この心理現象は、つじつま合わせができれば解決してしまいます。
なので当然、行動ではなく認識の方が変わることもがあります。
ぶっちゃけ認識が変わることの方が多いです。
そこで認識ではなく、行動を変える為の
意識するポイントを解説しようと思います。
例として、
これから部屋の片付けをするとしましょう。
夜、仕事から帰って来たら
普段のズボラな生活のせいで
部屋が散らかっています。
面倒くさいと思いながらも
「これから片付けをやるぞ!」
と言った直後の状態はこうなります。
行動→片付けをやっていない
認識→これから片付けをすると宣言した
この矛盾を解消するために
行動→片付けを始める
認識→これから片付けをすると宣言した
となれば、
行動を変えることに成功していますよね。
しかしこんなに簡単に行動を変えられれば
苦労はありません。
行動を変えるより、認識を変える方が
ずっと簡単で楽です。
だって考えるだけで良いですもんね。
行動→片付けをやっていない
認識→これから片付けをすると宣言した
認識→今から始めても中途半端になってしまい終わらない
認識→明日も仕事だから早く休んだ方が良い
こんな感じに
行動した場合のデメリットを
新たな認識として取り入れてしまい
行動しない事とのつじつまが合ってしまったら
この心理現象を使った意味がありません。
そうならないために意識するポイントが
【これから行動するのは全て心理現象のせい】
と思ってください。
あなたのやる気の有無は関係なく、
明日の負担や、効率など関係なく、
梅干しを想像したらよだれが出るのと同じように、
口にしちゃったから、心理現象で始めちゃう
「自分ではどうすることも出来ん!」
という感じで、
心理現象のせいにしてしまいましょう。
自分のやる気の問題だけではなく、
他からも力が加わっていると思えば
物事を始めやすいですよね。
これを意識するだけで
自分の認識が変わる前に、
行動できる事がグッと増えます。
まとめ |
楽にスタートを切るために
「これからやる事を声に出して宣言する」
その時に
自分の意思ではなく、
心理現象によって動かされている。
と思うことで楽なスタートを切ることができます。
自分の心理現象を上手く活用して、
物事に取り組むスピードが上がれば
「やらなきゃな~、でもやりたくないな~」
と考えているムダな時間も無くせるし、
時間を有効活用できるようになります。
いままでウダウダ悩んでいた時間は
自分のやりたいことに使っていきましょう!
追伸
僕自身も「声に出して宣言する」という方法は
以前から試していたのですが、
すぐに言い訳(認識の変化)をしていまい、
結局行動に移せずにいました。
しかし、
何故声を出すことに意味があるのかを知り、
それを意識するようにしてみたら
上手にスタートを切れることが増えました。
これは個人的な感想ですが、
たとえば部屋の片付けなら
「空き缶だけ処分しますか~」
と、やる事の中でも
「簡単な行動」
だけを宣言すると
驚くほどスタートが楽でした。
心理学はこの他にも
いろんな場面で生活の役に立ちます。
こちらで日々、
日常生活で使えるツイートを発信しているので
よろしければフォローお願いします。
※ここにTWITTERのURL