こんにちは!わーとんです。
あなたはワンピースの中で一番強いのは
誰だと思いますか?
悪魔の実を2つも持ってる「黒ひげ」や、
ルフィの目標でもある「シャンクス」も
候補に上がるかと思いますが、
僕はワンピースの中で最強なのは
「ビビ」だと思います!
僕がビビが最強だと思う理由は
いくつかありますが、
今回は僕たちが生きる
現代社会でも役に立つ、
対人関係の観点から
ビビの持つ、
【感情のコントロール】
【一歩先を見る力】
【交渉術】
この3つについてお話していこうと思います。
ビビの冒険 |
まずはビビがどんな冒険をしてきたのか
ざっくり振り返りましょう。
ビビの初登場は敵組織の一員でした。
詳細は省きますが、元々はビビの国で暗躍する
バロックワークスという組織の情報を
集めるために潜入捜査をしていたところ
ルフィ一行と出会いました。
しかし潜入捜査をしていたことが
敵にバレてしまい、ビビたちは
組織から追われる立場になってしまいました。
一緒に潜入捜査していた部下のイガラムが
ルフィたちに「ビビ王女を助けてくれ〜!」
と嘆願したことで麦わら一味と行動を
共にすることになりました。
その後一緒にいろんな島々を周りながら
最終的にビビの国であるアラバスタ王国に
たどり着き、ルフィたちと共に
バロックワークスを倒し、
見事、自分の国を救いました。
というのがビビの麦わら海賊団との冒険の
大まかな流れです。
16歳で国のために敵組織に潜入捜査しようと
思うところがすでにすごいですよね。
しかも王女という立場なのにね。
ビビが最強の理由 |
では本題ですが、
僕がビビが最強だと感じた
エピソードからお話します。
一行がアラバスタ王国に向かっている中、
航海士のナミさんが病気に罹ってしまいます、
医者を探すために途中でドラム王国という
所に寄るんですが、
そこの住人たちは少し前に
とある海賊に襲われたばかりで、
同じ海賊であるルフィ達を
島へ入れようとしてくれません。
そんな中、海賊への怒りと恐怖で
興奮していた住人の撃った弾丸が、
サンジの足元をかすめます。
サンジが応戦しようとするのですが、
ビビが止めるために住人とサンジの間に
割って入ったその時、
2発目の弾丸がビビに命中してしまいます。
仲間が撃たれたことで、
完全にキレてしまったルフィが
住人に襲いかかろうとした時、
またも止めに入ったのはビビでした。
幸い弾丸は腕をかすめただけで
大事ではありませんでしたが、
腕からは血が流れていました。
そんなケガまで負ったビビが
次に取った行動が衝撃的でした。
「だったら上陸はしませんから、
医師を呼んでいただけませんか」
と言って土下座したのです。
一番怒りたいであろう撃たれた本人が、
自分たちが譲る形の提案を出し、
撃ってきた相手に頭を下げて
お願いしてる姿を見て当時の僕は、
「え〜、お人好し過ぎでしょ!」
なんて思っていましたが、
続く彼女の言葉にハッとしました。
「あなたは船長失格よルフィ」
「この喧嘩を買ったら
ナミさんはどうなるの?」
ビビは自分たちがお願いする立場
だということを誰よりも理解し、
ここで感情に任せて無茶をしても
自分たちの問題は何も解決しない事が
わかっていたから、お願いするという
姿勢を貫けたんですね。
この時のビビの説得の方法も
さすがだなと思いました。
心理学用語に「ドア・イン・ザ・フェイス」
という交渉テクニックがあるのですが、
これはまず、断られるほどの
過度な要求をした後に、
本命の小さなのお願いをすると
承諾して貰いやすくなる
というものです。
最初ビビ達は、
「病気の仲間が居て医者を探してる」
という事しか伝えておらず、
以前海賊に襲われている
島の人たちからしたら、
「海賊が島の中へ入ってくる」
「他にも何か要求されるかも」
「また襲われるかもしれない」
と感じるでしょう。
そんな彼らに提示したビビの要求は、
「上陸はしないから、
医師だけ呼んでくれないか」
というものでした。
島へは入って来ず、もし襲われても
相手は船の上だからここで対応できる。
追加の要求が来ても、上陸してないので
追い返せば良い。
ここまで相手の不安を解消できれば、
要求を受け入れてもらえる確率も
かなり上がりますよね。
結局この時は、
島の住民側のリーダー的な人が
上陸を許してくれたことで、
事なきを得たんですが、
この辺の交渉テクニックも
僕がビビが最強だと思う
理由の1つだったりします。
理不尽に攻撃してきて
ケガまでさせられた相手にも
怒りや敵意の気持ちを表さず
頭を下げてお願いするという
【感情のコントロール】
自分たちの取った行動で
相手がどんな反応をするのか、
どんな結果を招くのか、という
【一歩先を見る力】
一番大事な要求を通すために、
相手の感情や抱えている不安要素を
汲み取って交渉する
【交渉術】
これらの思考を持ち合わせている
ビビの対人スキルは、
やっぱ最強だなーと思います!
ビビの思考を実生活に生かす |
【感情のコントロール】
【一歩先を見る力】
【交渉術】
この3つは
僕たちの社会でも役に立つ、
重要なスキルです。
例えば、
「今日の分の自分の仕事が間に合わない」
という時に、
上司や同僚に手伝ってもらえないか
頼みに行ったとします。
しかし、「そんな時間ねーよ!」
とか「自分でやれよ!」などと
冷たくあしらわれてしまう
こともあるでしょう。
そんな時に感情に任せて
「じゃあ結構です」
と言ってしまえばそれまでです。
それどころか相手が不快な気持ちになれば
今後の関係が悪化したり、
最悪の場合、
嫌な噂を流されるかもしれません。
こんな時に、上記の3つのスキルが
あなたの要求を通すのに役立ちます。
「お忙しい所、本当に申し訳ありません!
この部分だけでも手伝って頂けませんか?」
と、悔しさや怒りなどをぐっとこらえて
代替案を出し、誠心誠意お願いすれば、
相手も人間なので、同僚の頼みを
そこまで無下にはしないでしょう。
「しょうがないな〜」という感じに
手伝ってもらえるかもしれません。
こちらが必死に頼んでいるのに、
冷たくされるとどうしても頭にきますし、
「じゃあいいです〜、一人でやります〜」と
意固地になってしまう気持ちもありますが
それでは結局自分の負担は減りませんし、
もし納期に間に合わなかったら本末転倒で、
あなたに「納期の守れないやつ」
というレッテルが貼られてしまうだけです。
人は感情で動く生き物です。
人が力を貸してくれるかどうかは
全てあなた次第なんです。
まとめ |
今回は、ワンピースのビビから学べる
重要な対人スキルについてお話しました。
社会に出ると自分ひとりの力では
どうすることも出来ないことがあります。
誰かに助けてもらいたい時や、
大勢の協力が必要な時もあります。
【感情のコントロール】
【一歩先を見る力】
【交渉術】
この3つは、そんな時に役立つ
優秀なスキルです。
基本的に人は人を助けたいと思っています。
これは集団の中で生きる人の本能で、
僕たちの脳は、人助けをすると
幸せを感じるようにできています。
この本能に従ってくれるかどうかは
あなたの行動にかかっています。
感情に流されず、一歩先を見る。
ビビにこのスキルが無かったら
ナミさんは助かっていなかった
かもしれません。
大切な場面での自分の行動が
取り返しのつかない結果にならない為に
必要なスキルこそ
【感情のコントロール】
【一歩先を見る力】
【交渉術】
この3つなのです。